• 2019.05.15

建設業界の人手不足深刻化 “ロボット革命”を求める

建設業界の人手不足が深刻化しています。

業界を挙げて建設工程の自動化を進めることで生産性を高め、大幅な効率化を図るときが来ています。

世界的な大手建設会社のなかにも、サプライチェーン(供給連鎖)における発注や設計図の管理から、従業員の勤怠や給与の記録にいたるまで、あらゆる作業をいまだに紙ベースで実施しているところがあるのが現状です。

デジタル化や自動化が、サプライチェーン、ビジネスモデル、雇用、サイバーセキュリティ、AECプロジェクトの遂行に及ぼす影響を評価するには、まだ時間がかかると言われていますが、全体的な意見として建設業界の生産性を改善するには、新たなプロセスと技術の導入が不可欠であるという声が高まっています。

その上で、自動化システムへの移行を促進するには行政が動く必要があります。

結局のところ、建設業界におけるテクノロジーのあり方を決めるのは公的機関ですが、現状明確なビジョンを伴うリーダーシップは発揮されていません。

建設現場の自動化を円滑に進めようとするならば、いまこそ研究者や業界に精通した人材の力を借りて新たな可能性を探るべきです。

掲載:WIRED